『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』韓国語タイトルの意味|「이상한 변호사 우영우」を韓国人が解説

ドラマ韓国語

韓国ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』を見て、「韓国ではどんなタイトルなの?」と思った人もいるのではないでしょうか。

日本語タイトルは『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』ですが、韓国での正式タイトルは、

『이상한 변호사 우영우(イサンハン ピョノサ ウ・ヨンウ)』

です。Netflix韓国版でも、この『이상한 변호사 우영우』というタイトルで紹介されています。 (Netflix)

実は、日本語タイトルと韓国語タイトルではニュアンスがかなり違います。

今回は韓国人の感覚から、「이상한 변호사 우영우」の意味や「이상한」という韓国語が持つニュアンスを分かりやすく解説します。

韓国語タイトルは「이상한 변호사 우영우」

韓国語タイトルを単語ごとに分けてみましょう。

이상한(イサンハン)=変わった、不思議な、普通とは違う
변호사(ピョノサ)=弁護士
우영우(ウ・ヨンウ)=主人公の名前

そのため、かなり直訳に近い日本語にすると、

「変わった弁護士 ウ・ヨンウ」

あるいは、

「不思議な弁護士 ウ・ヨンウ」

という意味になります。

英語タイトルが「Extraordinary Attorney Woo」となっていることもあり、「特別な弁護士ウ・ヨンウ」というニュアンスで理解している人もいるかもしれません。

しかし、韓国語の原題で重要なのは、やはり「이상한」という言葉です。

「이상한」は「変な」という意味?

韓国語を勉強している人なら、

이상하다(イサンハダ)=変だ、おかしい

と習ったことがあると思います。

例えば、

「이상한 사람」
なら「変な人」。

「뭔가 이상해」
なら「何か変だ」「何かおかしい」。

このように、日常会話でも非常によく使われる韓国語です。

そのため『이상한 변호사 우영우』だけを見ると、かなりストレートに訳せば「変な弁護士ウ・ヨンウ」となります。

ただし、日本語の「変な人」という言葉と完全に同じ感覚で受け取ると、タイトルの魅力が少し伝わりにくくなります。

韓国人が感じる「이상한」のニュアンス

「이상한」には、単純に「おかしい」「奇妙だ」という否定的な意味だけがあるわけではありません。

文脈によっては、

普通とは違う
独特だ
ちょっと不思議だ
予想できない

といったニュアンスでも使われます。

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の場合、この「普通とは少し違う」という感覚がタイトルのポイントだと考えると分かりやすいでしょう。

主人公ウ・ヨンウは天才的な頭脳を持つ新人弁護士で、自閉スペクトラム症を抱えながら、大手法律事務所でさまざまな事件や人間関係に向き合っていきます。Netflixも、彼女が「自分ならではの方法」で事件を解決していく人物として作品を紹介しています。 (Netflix)

周囲の人から見れば「普通とは違う」と感じられる部分があります。

しかしドラマを見続けていくと、その「違い」こそが、他の弁護士には見つけられなかった視点につながっていることが分かってきます。

つまりタイトルの「이상한」は、単純に主人公を「変な人」と表現するためだけの言葉ではなく、ウ・ヨンウという人物の個性と作品全体のテーマを象徴する言葉として読むことができます。

なぜ日本語タイトルは「天才肌」になった?

日本語タイトルは、

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』

です。

韓国語原題をそのまま訳したタイトルではありません。

もし原題に忠実にするなら、

「変わった弁護士ウ・ヨンウ」
「不思議な弁護士ウ・ヨンウ」

などが近くなります。

一方、日本語版では「天才肌」という表現を入れることで、ウ・ヨンウの優れた記憶力や法律家としての能力が伝わりやすいタイトルになっています。

Netflix韓国版でもウ・ヨンウは「천재적인 두뇌의 소유자」、つまり「天才的な頭脳の持ち主」と説明されています。

その意味では、日本語タイトルは原題の直訳ではなく、主人公の特徴を日本の視聴者に分かりやすく伝えるためのローカライズされたタイトルと考えるとよいでしょう。

「이상한」がドラマを見終わると違って聞こえる

個人的にこのタイトルで面白いと思うのは、ドラマを見る前と見た後で「이상한」という言葉の印象が変わってくるところです。

最初は、

「変わった弁護士」

という意味に聞こえます。

しかしウ・ヨンウがさまざまな事件を担当する姿を見ていると、

「普通と違うからこそ見えるものがある」

という意味にも感じられてきます。

多くの法廷ドラマが対立や緊張感を前面に出すのに対し、本作は人物同士の関係や事件の細かな部分にも焦点を当てているとNetflixは紹介しています。

タイトルにある「이상한」という一語も、そんな作品の個性をよく表しているのではないでしょうか。

ウ・ヨンウの名前にも注目

そして、韓国語で作品を見るともう一つ印象的なのが主人公の名前です。

우영우(ウ・ヨンウ)

韓国語で書いても、

우・영・우

となり、前から読んでも後ろから読んでも同じ形になります。

ドラマの有名な自己紹介にも、この名前の特徴を利用した言葉遊びが登場します。

日本語字幕でも面白さは伝わりますが、韓国語が少し分かるようになると、こうしたセリフのリズムや言葉遊びをより楽しめるようになります。

これも韓国語の原題を知ってから作品を見る面白さの一つです。

まとめ|「이상한 변호사 우영우」の本当のニュアンス

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の韓国語タイトルは、

『이상한 변호사 우영우』

です。

直訳すれば「変わった弁護士ウ・ヨンウ」「不思議な弁護士ウ・ヨンウ」に近い意味になります。

ただ、「이상한」を単純に日本語の「変な」とだけ覚えてしまうと、このタイトルが持っているニュアンスを十分に理解できません。

主人公の自閉症スペクトラム行動が逆に弁護士として、人間味ある形で事件の見解を変えて、天才的な解決策を見つけるように場面は本当に見どころだと思います。

普通とは違う。だからこそ、他の人には見えないものが見える。

そんなウ・ヨンウの個性を象徴している言葉として「이상한」を考えてみると、この韓国語タイトルがとてもよくできていることが分かります。

日本語タイトルの「天才肌」と韓国語原題の「이상한」。

この違いを知ってからもう一度ドラマを見ると、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』を少し違った角度から楽しめるかもしれません。

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